God doesn't play dice.

雑記。読めば読むほどめまいが加速します。

mjkt Fantasy(仮)side riki Phase2 Day1

mjkt Fantasy(仮)side riki Phase2
ーLost Pudding 7daysー

 

021 (Day1)
俺はかなり深刻な顔でこう告げた。
「重大事件だ」
なにもみんなが終わっていると思っていたこの連載が突如更新されたことではない。
それよりも大変なことが起こってしまったのである。
正直、気づいた時はしまった。と己を恨んだ。
しかしながら自分に非はないはずなのだ。
果たして俺が悪いことなのだろうか?
やり場の無い怒りを人にぶつける事にしたのである。

 

「なになに!?」
なに楽しい話!?ぐらいのテンションで身を乗り出してきたこの女に、とりあえず話してみることにした。
いや事情聴取をすることにした。

 

「あのさ、俺が楽しみにしていた...」
そう俺が言いかけた時、遮るように彼女は言った。
「プリンね」
「えっ?」
「あっ、続けて」
思いがけない返答というかカットインに「えっ?」としかリアクションが出来なかった。
続けてだと...なんだその自信...

 

「そうプリンがね。冷蔵庫から消えたんだけどね...」
そう俺が意気消沈気味な顔で伝えると、彼女はまたフライング気味で言う。
「私の胃の中にね」
「えっ?」
「いいから続けて」
いいから続けてじゃねぇよ。
自白してますよね。
やりやがったなこの女。
もういいよね!?現行犯だよね!?
そもそも冒頭から答えを知っていたが、

とぼけながら俺は言った。
「誰か食べたんじゃないのかなぁって」


「う〜ん。人を疑うのはよくないなぁ」
真っ黒なのによくそんなこと言えんな。
オフホワイトじゃないよ。
ブラックだよあんた。
真っ黒だよ。

 

「そうだよねぇ...」
と俺はつぶやく。
いつもはコレで諦める俺だ。
冷蔵庫にプリンを入れてる時点でもう共有物だと思わなければならないと俺はずっと思っている。
何言っても勝てねぇからしょうがない。

 

しかし今日は違う。
コレはフリでしかないのだ。
全てにおいて前フリを大切にする俺の真骨頂を皆にお見せしよう。

 

「まぁでもよかったわ」
「えっ?なにが?」
いつもと違う対応に少し驚いている。
まぁそりゃそうだ。
さてシュートを決めようじゃないか。

 

「あれ消費期限切れてたしねぇ」
「えっ?」
顔が曇った。
予報では雷雨の予定だったんだけど。
まぁ無理か。

 

「忘れてて1ヶ月ぐらい切れてたんだよな」
「oh...」
外国人みたいなリアクションになったよ。
さすがにヤベェと思ってんだろうな。
っていうか、そんなもん冷蔵庫入れてたらすぐ捨てるだろ。

 

「誰かが代わりに捨ててくれたんだろうな。胃の中とかね。」
「そそそ、そうだね!」

自身最高の皮肉っ!
これは一杯食わせてやったぞ!!!
プリンは喰われたが食わせてやったんだ!!
焦ってる!効いてるっ...効いてるぞ!!!

 

「誰だろ!?プリン捨てた人?優しいなぁ!!!」
そうだな。優しいよな。
俺間違って食べるところだったもんな。
まぁお腹には全く優しくないけどな。

これで少しは懲りただろう。

言うてそんなに怒ってないんだけどね。

こうして冷蔵庫のプリンを巡る戦争がここに1つ終わったはずだった。

のだが。