God doesn't play dice.

雑記。読めば読むほどめまいが加速します。

劇場版mjktFantasy~甦りし光と闇の大天使~ ノベライズ版試し読み

000
「お前は神を信じるか?」
あっ、宗教とかそういうの大丈夫なんで

「この世界は神ではない。大天使様が司っている。」
何言ってんだコイツ。

「お前は今、何言ってんだコイツと思っただろう?」
うわぁ怖ッ。

「今大天使様からのお告げがあったのだ。彼女の前では人は無力だ」
いや大天使様って何?
天使界の室長みたいなもの?
女神と違うの?
ってかお前誰だよ。

「あぁ神よ。彼らを救い給え」
いや大天使どうした。

「もうすぐお前に目を覆いたくなるような悲惨な出来事が起きる。大天使様の言うことには従うことだ。」
そう言うと老人は去っていった。
さっき神に救い求めてたくせに!?
どういうこと!?
だからお前誰だよ!

 

「ねぇ、大丈夫?」
「うん。まぁね。サンタだと思って話しかけたら違った」
「もう、正月だよ!?」
「サンタさんは給料貰える訳でもないのに、子供たちにプレゼントを与えてるんだ。実際はホームレスかもしれないだろ?」
「嫌だよ!子供の夢壊さないでよ!」
「幸せって誰かの不幸と引き換えに手に入るものなんだ。悪役でもあっちからしてみたら倒されることはすなわち不幸だからな。」
「ヤベェ、りきてぃーがなんか悟り初めた!こういう時は昔から面倒くさいの!」
「吾郎ちゃん!りきてぃーを一発殴って!」
「なんでだよ!」


001
4人の男女が剣を持ち、ある程度の間隔を保ち、牽制しながら向かい合っている。

女は言う、
「あぁ、こんなことになるならあの時点で見捨てておけば良かった。」と。

続けて横の女は、
「そうね。私も間違った道を進んでしまった気がする。でもゲームじゃあるまいし、やり直せないから。私も強くなったの。あなたは知らないだろうけど。」

二人の女がポツポツと言葉を紡ぐ中、
円の中にいる男は無言で下を俯いていた。

もう一人の女は、ただただ空気を読んでいた。
「ここ喋ったら雰囲気ぶち壊すな」ということを長い旅の中で学習した。
空気が読めないと出番が無くなることもこの長い旅で学習した。
しかし劇場版だし爪痕を残したい女を侮って貰っては困るのだ。

 

001_1

私は別に殺意があるとかそういう感情で剣を握っている訳じゃない。
成り行きだから仕方ないのだ。
攻撃力だけで言えば一番強いのは私だろう。
勝てる勝算もある。
ただ、今回の敵は非常に厄介だ。
私の手の内は全てバレてると言っても過言ではない。

仕方ないな。
非情と呼ばれても構わない。
話の尺が足りなくても関係ない。
こんな敵すぐに片付けよう。
そうすれば全員楽になるから。

 

001_2
私は逃げたい。
勝てないのが分かっているからだ。
この敵は私との相性が悪すぎる。
なぜ勝算のない戦いをしなければならないんだ。
そもそも戦闘には出ないと、サポートに徹すると最初の方に言ったではないか。
なぜこんな死の縁に私は立っているのだろうか。
どこで間違ったのだろうか。
誰か助けてはくれないだろうか。
他の奴らはどうしたんだ。
仲間もだいぶ増えたのに、私は何をしてるんだ。
おかしいな。おかしいな。
こんなはずじゃなかったのにな。
間違った道を戻ることはもう出来ないのかな。

 

001_3
私は好戦的な姿勢こそ見せてるが、
戦う気などさらさら無い。
すぐ逃げようと思う。
まぁ勝てないし。

早く帰ってアニメが見たい。
今日は推しのグッズが届く。
心の中でニヤニヤが止まらん。
だから帰る。

 

001_4
いやぁ、参ったね。

なんたって敵が敵なんだ。
状況が状況だ。
俺の目の前には敵が3人。
どうも見覚えがある3人だ。
しかも綺麗どころを揃えたと来たもんだ。
いやぁ男冥利に尽きるね。
万が一死んでも美女に死を看取ってもらえるんだからさ。

1人めっちゃ強い。知ってる。
1人めっちゃ震えてる。勝てる。
1人スゲェニヤニヤしてるけど空気読めてないよね?大丈夫なの?

でも、こんなクソみてぇな状況で死ぬのは非常に不本意だ。

久々だけど役職覚えてる?
俺は守護剣士とかじゃなかったっけか。
まぁ、いつも俺の横にいた仲間はもういないんだけど。
でも役職からして今回の敵を俺が殺すわけにはいかねぇのよ。

えっ?敵なのになんで殺せないかって?
そりゃ横にはいないけど仲間だからよ。
裏切られた訳じゃないけどね。

さてさて、大事なもんでも護りますかね。
こういう時ぐらい真面目に仕事させてくれや。

 

002
「ねぇ、カッコつけ過ぎだね。自分で書いてて恥ずかしくないんかね」
旅も終盤である。
恐らくここが我々のゴールなるのだろう。
だろうというか、俺が作ったから知ってるというか。
これ言ったらややこしくなるからやめとこうか。

メタ発言も俺は許されるはずだ。

彼女達と仲間になったのも奇蹟みたいなものだが、ここまで生き延びることが出来たのも奇跡でしかない。
奇跡と奇蹟の違いも分からない人間がよくこの世界で生き延びたもんだ。

ここから先の展開はもう俺にも分からない。
システムの変更回数も残り僅かだ。
この終盤まで来ると一つの出来事がゲームバランスというよりもオチを大きく左右するらしい。
どうもこちらに都合の良い展開は簡単に承認されなくなっていた。

 

でも、女子と添い寝してるのはどう考えてもおかしいぞ豚野郎。

「いや、そもそも豚じゃないしね。いうて。」
なんだ俺の心の声でも聞こえたのか?

「そこじゃねぇんだよ。そんなクソみたいなプログラム俺が組むわけねぇだろ?もう初期設定の時点でお前の可愛いというアイデンティティーは消え去ってんだよ。添い寝なんかしてたらもうヤッてるでしょ!?」
「何言ってるかよく分かんねぇけど、ほらLINE鳴ってるよ?」
「大丈夫。気にしないで。」
「ほら前に言ってた仲良くなった女じゃないの?」
「俺の記憶から消しました。」

 

その瞬間、ツッコミが起きてきた。
「お前、貴重なシステム変更そんなことに使ったのか!?」
「認証されなかったよバーカ!」
「使おうとしてんじゃねぇか!

 

「みなさん、まだ朝5時ですよ?」
今日も可愛い歌姫降臨と。
おっぱい。

 

ツッコミは朝からやかましい。
「誰だよ俺の飯にマヨネーズかけた奴!」

一人しかいねぇだろ!

 

「一発やってないし付き合ってないし添い寝しただけだし」
ぽて姉起きてきたぞ、添い寝しとるやないか。
一人だけMPまで回復しとるやないか。
一発ヤッたらMP削がれるパターンもあるけどな。病気にかかったらHPまで削れちゃうぜ。

 

オイオイ勘弁してくれよ。
お嬢起きてきたぞ!誰か殺されっぞ。
「オイ!うるさいぞお前らぶっころすぞ!あと10時間寝かせて...」

普通に寝すぎだろ!

 

003
朝から土方スペシャルを食わされて吐き気を催しながらも「初夢さ、なんか大天使ピュアリーAngelとかいう変な女出て来てさ。」
と正月らしい話題を振ってみた。
すると意外な反応が返ってきた。

 

「あっ、それ私も見た。元カレコロスって言ってた」
知らねぇよ。


「俺も見たな。ハピなるハッピーらしいぞ。」
情緒不安定か。

 

聞けばほぼ全員が内容は違えど変な夢を見たらしい。
これヤバイやつや。絶対。

 

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パーティが仲間割れ…!?殺し合い!?

ホームレスサンタおじさんが鍵を握る?

大天使様とは一体何者なのか!

世界は救われるのか!?

果たして物語は完結するのか!?

 

劇場版mjktFantasy~甦りし光と闇の大天使~

続きあるのかな。