読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

God doesn't play dice.

雑記。読めば読むほどめまいが加速します。

mjktFantasy(仮) Side:riki 第2話

mjktFantasy(仮)Another Stories

ここまでのあらすじです。

なぜか見ず知らずのアニメイトにいそうな女性二人組に絡まれて、罪をなすりつけられちゃって、牢獄に閉じ込められて、なんやかんやで脱出に成功したと思ったら、そこはまだ遺跡という牢獄の中だった訳ですね。籠の中の鳥状態です。
遺跡を抜けだしたところであら大変!!

人食い巨大生物がうようよいるみたいです。

人喰い巨大生物って一体何でしょうか!?私気になります!
人間の女の子に喰われるのは歓迎ですが、生物には喰われたくありません。
でも女の子の前なんでカッコつけて前向いて生きてゆこうと思います。

ちょっと強がってます。

本当は早く帰りたい。
現場からは以上です。

本編にお返ししまーす。

 

 

006
「手詰まりじゃない?」
はい。数さん。僕もそう思います。

恐らくこの建物のメインゲートと言うのだろうか。玄関ですかね。

ここしか出口がないっぽい。

まぁあるあるだな。
出口は大きな扉だった。たぶん女神様とかがハンドパワーで開けるタイプのめちゃめちゃビッグなな扉だった。

扉や扉の周りには何者かがつけた傷なのか、デザインなのか。

機械でつけたような綺麗な縦線が様々な太さで描かれていた。

なにがあったんだよ。ここ怖いな。


扉は押して開くタイプのやつじゃなかった。
試しに全体重を乗せて押してみたけど開かなかった。

というかビクともしなかった。
“恋愛のようにドアの押し引きも力加減がきっと大切なのだ。”
と思いながらそっと引いたり強引に押してみたりしたもののビクともしなかった。

イライラして強めに当たってしまった。

ごめんなさい壁。

 

なんだよ扉さんよー。

そんなにお固く生きなくてもいいじゃないかー。
なんだよ処女じゃあるまいしさー。

ちょっと扉開くだけでいいからさ!
マジ先っぽだけ!

先っぽだけでいいから逃げさせてマジ!

 

そんなことを扉に思っていたら元気に走り回っていた暗黒魔術師が、あることに気づいた。
「おおっ!ここに鍵穴あるぞ!ということは!今日の晩飯はカレーだな!」

 

 ほう。なるほど。鍵がないと開かないのな。
うん。そりゃ大変だな。

こんな大きい建物から見つけんのか鍵。

トラップとか凄そうだぞ。

 

「メリー!私はシチューがいいな!」

そうか。シチューか。

よし、ミーシャとかいう人も家に帰れなくていいよ。

還れよ土に。

 

数は呆れた顔をしながら二人に言った。

「私、ハンバーグで」

お前まで参戦すんな!

 

帰れるかそもそも生きて出られるか分かんねぇのにやれやれだぜなんてラノベの主人公感を出しながら、少し探検してみると意外と広い。

こんなの遺跡っていうか迷宮じゃねぇの。

鍵ってなんだよ。

形も大きさも分からねぇしヒントすらねぇよ。

もう勘弁してよ。

 

007

なんかいろんな部屋を巡ってたら消去法でこの部屋になりました。

この辺は謎解きパートとかアクションRPGになるので、この作品がSCRAPとコラボしたら体験できると思います。

それではこの部屋をみんなで捜索した結果をハイライトで御覧ください。

 

「ねぇねぇあったよ!」

さすが数!頼りになるぜ!

 [モンスターボールを手に入れた]

 

「ちょうどなかったから助かった!」

お前何ゲットしてんだよ!!!!!

「ポケストから鍵が出て来る可能性0じゃないよね」

0だよ。お前のスマホの電池が0になっちまえよ

 「大丈夫だよ!充電バッチリだからね!」

聞いてねぇよお前の充電事情は。

ポケモン出して大丈夫なのかよ。

世界観どうなってんだよ。

 

「あったぜ!!りきてぃー!!」

馴れ馴れしいんだよ黒魔術。

お前はとりあえず遠慮を知れ。

「これを見ても、そんな口を私に叩けるのかな?」

 

[インクリボンを手に入れた]

 

叩けるわ!なんで世界観バイオだよ!?

ファンタジーって言ってんだろ!?

誰もホラーだなんて言ってねぇだろうが!

セーブポイントなんてないの!死んだら終わりなの!

 

ミーシャがノリノリで言う。

「私レオーンって叫ぶ練習しとく!」

おめえが大統領の娘な訳ねぇだろ!

ピッチリセーターとミニスカ穿いて出直してこい!

絶好調の黒魔術は更に乗せる。

「じゃあ私はウェスカー!」

誰か今すぐTウイルス持ってきて。

すぐ注入してやっから。楽になれっから。俺が撃ち殺してやるよ。

 

「ちょっと待って。そのティーってりきてぃーのてぃーじゃないの!?」

待たねぇよ!んな訳あるか!頼むから黙っとけ黒魔術。

 

「キャー何注入する気なの!?!リキティーのエッチー!」

おめぇらがなに想像してんだよ。

なんなんだお前らのチームワーク。

抜群じゃねぇか腹立つ。

ロケットランチャーで焼き殺してぇよ。

一発でいいから発砲許可くれよ。

鍵探せって言ってんだろ。鍵。

 

もうそういう長いツッコミいりませんよみたいな顔で、いかにも私常識人ですけどね。はぁーあ、こいつらといるとマジ私疲れるぅ〜みたいな顔でミーシャさんが言った。

「まぁもう見つけてるんだけどね。鍵」

 

[鍵を手に入れてた] 

 

じゃあ早く言えよ!!!!

なんだったんだ!この不毛なやり取り!

返せ!時間を返せ!!!

 

008

と言う訳で先程の扉の前に戻ってきました。

「じゃあ試してみますね。」

ミーシャさんはそう言って鍵を差し込み回した。

「やっぱりかなり古いからかな?回りにくいなぁ...」

じゃあ556とか無いの?ここ。

それともはずれなんじゃないの。

一回抜いてみよう。

「もうちょっとなんだけどな。うーん。エイッ!」

 

『バキッ!!!』

 

はい、みんな集合。

目を開きたく無いです。

嫌な音したね。スゴい嫌な音だったね~

なんか未来の光閉ざしました!みたいな音したよね。

気のせいだよ。うん。きっと気のせい。

だって話全然進んでないじゃん。

これ抜けだしてからも話あるんでしょ?

これペースやばいよ。ここで動けなくなりました!

はい、ゲームオーバーだなんて、絶対嘘だもの。

じゃあちょっと覚悟して現実見てみましょうか。

まぁ、もう開いてると思うけどね。

扉から光がバッチリ射してると思うけどね。

光射してないけどね。

うん。きっと外は夜なんだよね。

大丈夫だよきっと。

 

眼前に広がっていたのは絶望の目をした割とまともな感覚はもってるらしい黒魔術師と

ミーシャとかいう今ならガンジーでも笑顔でフルボッコするような罪を抱えた人と、

プークスクスと他人の不幸をあざ笑う悪魔みたいな女だった。

結果オメェも出れねぇんだぞ。

 

「コレで一生出れなくなったな」

嫌味っぽく言ってやりましたよ!

だって巻き込まれてるんだからねこっちは!

ずーっと巻き込まれてんだ。

 

「待って!もう一つ方法はある!」

おーどうしたいきなりメリーポピンズ。

だったら先にそれ言うべきだよね?

そもそもオメェ元凶なんだから1回謝罪しろよ俺らに。

 

メリー「この鍵穴横には実はカバーが付いてるの!カバーを外すと、鍵穴の横になんか番号入れるのが付いてるの!ここに数字入れる!たぶんロック解除!扉ウィーン!You win!(-д☆)キラッ」 

俺らはお前らと関わってる時点で敗北してんだよ。

なんでこんな近代的な装置がこの遺跡にくっついてんだよ。

はやく言えよテンキー付いてること。

 

んなこと言ったって数字なんてどこにも書いてなかったしヒントになりそうな日記とかなにもなかったじゃないか。

こっから探すのはだいぶキツイんじゃないか?

 

ん?んん?

ちょっと待って、ちょっと待って。

この壁の傷、こんな綺麗に並ぶものかね。

法則がありそうだぞ。"読める"んじゃないか?

絶対アレだ。

ただのデザインだと思ってた!

推理が正しければ脱出出来る!

いやー輝いてるよ俺。

スポットライト浴びそうだね。

いや、まいったね。

 

鍵は見せかけのトラップ...!

じゃないなアレはマジでアイツが悪い。

 

「数さーん!あの壁に付いた傷離れたところからスキャンしてくれお前持ってるだろアレ」

「分かるんですか?」

「まぁ解読機みたいなのを彼女がたまたま持ってたんで」 

「そんな都合の良い話あります?」

「いえ、伏線は一応第一話から。」

「第一話?」

「ああ、何でもありません。こっちの話です」

「はぁ?」

 

「りきてぃー解読成功!」

 

「ほらね」

「でもどうして分かったんですか?」

「まぁ答えは入ってきたときには既に書いてあったって事です。数字の表現方法も読み方も何も123だけじゃない。”読めば”よかったってことです。村の武器屋とか八百屋じゃ使わないから分かんねぇと思いますけど。」

 

解読した番号を入力するとファンファーレが鳴った。

パンパカパーン!

「ロック解除成功!」

オッケー!やるじゃないかメリー。

じゃあさっさと開けてくれ。

 

「ダメ!押しても引いてもビクともしない!」

「なんで!?」

やっぱ鍵も必須アイテムなんじゃねぇのか。

いや待て待て、まぁ落ち着けよ。

一つ試してないことがあるじゃぁないか。

まぁこういう扉ってそういうイメージないからね。

 

押してダメなら引いてみろ、

 

引いてだめなら

 

横にスライドォォォォォ!!!!!

 

〘You win!〙

 

009

あの建物から脱出してからというもの出口が見えない森を歩き続けている。

今のところ巨大生物は出てきていない。

というか生き物いなさそうなんだけど。

しかし、もう辛い。

かなり歩いたような気がするのだ。
そこそこ動ける男の俺がこうなのだから、女子の疲労は尋常じゃないと思われる。

いや、思いたいだけなのかもしれない。
だから俺は一旦休憩を提案したが、相方さんが許さなかった。

「いや、行ける。なんたって私は究極の移動方法を思いついたから!」

大抵ろくでもない事であるのは、もうみなさんも予想が付いていることだろう。
究極と言えばセグウェイ

それともアレもしかして?台車かな?BMWかな!?
何を準備すればいいのかと震えて俺を待ち受けていた言葉は意外なものだった。

「とりあえずりきてぃーに肩車してもらいます。」

「異義あり!」
「被告人の異議を却下します。すみやかに私はりきてぃーの肩に乗るように。」
「なんで俺被告人になってるんだ!裁判長!移動するのに肩車は目立ちますし、効率が悪いかと思われます!」

「まだ誰も歩けとは言ってないじゃん!」

「その言葉は歩かせようとしてる人間の言葉だよ!」

「私は究極の移動方法をお見せしたいだけなの!」

「俺が乗り物になってる時点で究極もクソもねえだろ!」

しかしだ、俺に拒否権などないようなものだった。

忘れてた。

 

「私が肩車されるじゃない。上に乗るよね。でもコレじゃありきてぃー動く気がしないよね。」

やっぱ、俺動くんかい!

 

「でもさ、目の前にご褒美があったら頑張って動くよね?だから目の前にご褒美吊り下げん!早く走れば追いついてゲット出来るかもよ?」

「追いつくわけねぇだろ!あと肩車だぞ!?まだおんぶの方が早いわ!」

「私こう見えても究極のバランス感覚持ってるから余裕よ。思う存分走って。」

「ひざ打ち壊しそうだな。そんなことしたら」

「じゃあどうやってご褒美ぶら下げんのよ!」

「いらねぇわ!ご褒美!物理的に追いつかねぇって言ってんだろ!?」

「ちょっとやってみよう。やってみよう?ね?美女の頼みだと思って聞いて?」

「まぁ、お前がやりたいことは俺も出来る限りやらせてやりてぇからよ~」

「やった!」

クッソ!昨日見たいちゃマングランプリのせいで、またおぎやはぎ現象が!

 

 

と言う訳で数さんを肩車してみました。

たぶんお札とかで釣ってくると思います。

ちょっと釣られたフリして休憩しよ。

負担が大きすぎるわ。

 

「じゃあご褒美を発表します!ご褒美はぁ~コレだ!!」

というセリフとともに俺の真上から現れた緑を基調とした色とりどりのソレはもはやご褒美でも何もなかった。

 

「ねぇ。なにこれ。」

「サラダ!」

「なんでそれで釣れると思ったんだよ!」

「ちゃんとトマトは抜きにしてもらったよ!」

「いらねぇよそんな愛情!」

「よしサラダ目指して、よ〜し走ってみよう!」

 

そもそも肩車で走る意味が分からない。

運動会か何かなのか。

数がもっと動いて貰おうと、前に前にとご褒美(サラダ)を動かそうとだんだん姿勢が前かがみになった。

「いやいやバランス取りにくいから!もうちょっと降りてくれないかなぁ」の「かなぁ」あたりで不肖りきてぃーは、とんでもない"あたり"に気付いたのである。


その時。歴史が動いた。

 

010
その時、俺は忘れていた衝撃的な事実に気づいた。
たった今、俺の頭上に高尚な果実が二つ実っていることに。
褐色の葡萄が実っていることに。

チャンカパーナなことに。

そう、今だけ。期間限定の作物が実っている。

正確には近くで実り続けていた果実が私の頭上に。

千疋屋に行っても売ってない高級な果実そのものである。
絶対コイツ無意識でやってやがるな。

 

「おっ、いいぞ!りきてぃー!目指せサラダ!」

彼女はもう目の前のサラダしか見えていないはずだ。
俺は目の前のサラダなど見えていない。

もう禁断の果実しか見えてないのだ。

心の目で凝視している。
ナポレオンズのマジックみてぇに頭ぐるぐる回んねぇかなって思う。

そう頑張れば頑張るほど。

走れば走るほど当たる。揺れる(きっと)。

そして俺のHPも落ちる。

 

疲れ?

そんなもん吹き飛んだに決まってるだろ?

MPまで回復してるかもしれねぇな。

 

おんぶしてる方が果実が当たるんじゃない?という意見もあるだろうが、本当に女子をおぶった事があるのかと俺は問いたい。

そういった時もう背中に当たる果実の柔らかさなんていうのはあまり感じない。

なぜならブラジャーとか言う壁のような存在が邪魔をするからである。パットが邪魔。

そのうえ、「疲れた」や「きつい」というのはなんだか男として頼りない感じがして言い出しにくいものである。

つまり、もう果実を感じることよりも、いかに耐久させられるかの方に力を注いでいる男子の方が多いと思うのである。

というか女子をおんぶする機会なんてそうそうない。

おんぶ出来るならあの木更津の赤い橋を渡りたいよな。

この話は巻き戻ったりしませんよ。

 

さてさて、この禁断の果実に手を伸ばす許可を誰か出してはくれないだろうか。

誰もフリーパスを発行しろと言ってない。

この果実刈りのエクスプレスパス。

スピードパスをよこせと言ってるんだ。

誰も秘密の花園への入園券をねだってる訳じゃないんだ。

 

「サラダでこんだけ走れるなら燃費いいなぁ。」

サラダでこんだけ走れる訳ないじゃない。

気付いてないならいいや。


アダムとイブは禁断の果実に手を出したというが、アダムがイブの禁断の果実を手に入れたのが正しい史実なんじゃないかとすら思う。
手に入れたっていうか、揉んだっていうか。
アダムがやってるなら俺も良くないですか?
いや、こうして脳内会議してる間も時折あたってますからね。

僕、肩車始めてからずっと走ってますからね。

アレレ、奴隷かなにかなのかな私は。

でもね。この感触。控えめに言っても最高。

今死んだらだいぶ安らかな顔よ。いい顔で死ねる。


たわわに実った果実を収穫するのは今しかないと思うんだ!そうだろ!?

この瞬間を逃すなんてもったいないじゃないか。
そうだろ!?旬は今!きっと食べごろ!
コレ以上待ったら熟してしまうとアダムが言ってる。
いや、アダム。この果実はもう少し熟しても味があって美味しいんじゃないかと僕は思う。
でも、俺は今手に入れたいと思っている。

若いほうがきっと美味しいんだ!

自分でも何言ってるか分かんねぇけどきっとそう!
だって未来への明るい光ががライトオン!

頭におっぱいがRide on!!!
そんなことある!?

ないな!もうこのチャンス逃したらないな!

 

よし今夜は収穫祭開催だッ!

胸が高まるぜ!

おっと、この胸はおっぱいのことじゃないぜ?

 

「ダメだって!それ以上行ったら!」

なんだよ外野には関係ねぇよ!

ちょっと黙っとけよ!

うるせぇ行くとこまで行ってやんよ!

俺を舐めるなよ!!!

 

「わーわー!!りきてぃーストップ!!!!」

なんだオメェまでわーわーうるせぇな!

乗せてもらってる癖に指図すんじゃねぇ!

 

『ドンッ』

 

何か大きな壁のようなものにブチ当たったみたいだ。

「痛っ!クソッタレ!何だよ!こっちは今から禁断の果実の収穫祭を始めようと思っ.......」

 

顔を上げた俺の目の前には、一番出会いたくなかった生物が大きなお口を開けてお待ちになられていた。

 

当たり屋メリー?

バカ言うな。

今まで言い損ねただけだ。

本当は俺の方が当たり屋だったのだ。

 

Next 011.... coming soon

 

 

『次回予告』

ミーシャです。

なんかこのナレーションアニメキャラみたいじゃない!?

ちょっとテンション上がる!

第二話の内容自体ペラッペラ?

第一話もペラペラだったじゃない。

次こそは進めると言ってますよ。

ホントかな?

私も早くこんなところから脱出しないと、約束のたこパに遅れちゃう。

次回 mjktFantasy(仮) side:riki 第三話!

「肝心なときほど逃げるコマンドは使えない」

ねぇねぇ、私の出番少なすぎじゃない?

えっ、第三話で活躍するって?

えっ、私可愛いって?

もう、仕方ないわね!

次回、私の活躍を刮目してみよ!