松茸のお吸い物チキンレース2016

みんな大好き「松茸のお吸い物」

たまにしか飲めない

だから

できるだけ大量に飲みたい

でもお湯を入れすぎると

ただのお湯になる。

それだけは避けたい。


そのお湯のベストポイントを

ベストポユントを

一発で見極めなければいけない

なぜ一発なのか?


お湯の量が少なければ

もちろんお湯を足したくなるが

足してしまえば

ほぼ100%の確率で薄くなってしまうだろう。

予想よりお湯が入ってしまうからである。


容器も大事なポイントだ

自分がよく使う茶碗ならいいが

初めて使う茶碗となると

それはもうギャンブルである。

難易度が跳ね上がる。

お湯の量が狂ってしまうのだ。


つまり美味しいお吸い物を飲むには

いつも使っている馴染みの容器で

自分が飲みたい量より若干少なめで

欲張るな。


ただ私も人間だ。

美味しい物は美味しくたくさんいただきたい。

だがら私は限界にチャレンジする。

そう美味しくいただける松茸のお吸い物の限界に。

記載の容量を注げばいいじゃないなんて愚問。

そんな面倒くさいことはしたくない。

ベストポユントを見極め一発で注ぐ。

とぽとぽとぽとお椀にお湯が注がれる。

こんなもんかと入れ終わったらちょっと混ぜる。

箸で混ぜる。

そうしたら至福の時が待っている。

あー待っていたよお吸い物ちゃん。

そんなにお高くないけどなかなか家に来てくれないもんねぇと。

興奮した心を温かいお吸い物の母のような温もりで抱きしめてあげたい。

そんな感傷に浸りながらお吸い物に口をつける。


うーん。やっぱ入れすぎたな。。